徳島大学会報誌に掲載されました。

2022年12月発行 会報誌に掲載されています。

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使命に導かれて 人生折り返しで創業

平成元年徳島大学教育学部小学校教員養成課程卒業 教育研究室  佐藤 晃子

 

2021年4月株式会社ポチっとつながるPOTZ創業

POTZ(ぽっつ)ってながるの略。高齢者の困りごとを主婦の隙間時間で解決する、デジタルの仕組みを運用する会社です。マッチングアプリ運営を主たる事業とし、教育事業(シニアのIT活用講座・主婦のスキルアップ講座)や講演活動など経験を生かし活動しています。

 

これからの高齢社会のクリティカルな問題をデジタルで解決したいとアプリPOTZをリリース。

オンラインつながるイベント機能と互助マッチンングの機能があります。

互助マッチングは「主婦の隙間時間を使って高齢者の問題を解決すること」と「主婦のちょっとしたおこづかい稼ぎ」を両立させ、地域における社会貢献の裾野を簡単に広げる仕組みです。

サービスメニューがあらかじめ決まっているシルバー人材センターや既存のアプリとは違って、ニーズとスキルを直接結びつけることで地域の人が互いにポチっとつながる機能が備わっています。

人生は選択の連続という実感

卒業して33年。教員免許を取得しながら、「なぜ教員にならなかったの」とよく聞かれます。

元々はなりたい姿ではなかったのだと振り返ります。

幼少期より母親に「男女が平等に扱われる職業は教師だけ」と刷り込まれ育ちました。私が生まれた阿波町は、近所付き合いは「かぶ」制度でした。家が自営業でしたので、親に代わってご近所さんの法事に参加。女性は、前日から御膳の調理をし、当日も朝早くから精進料理作り、法要時は下座着席、会食事はお茶汲みをして気配りをしなさいと。だから?

そして、徳島大学へ進学。驚いたのは、初任時僻地勤務がルールでした。なので地元で就職活動をしました。“本当はIT会社に行きたかった。”でも面接で「東京か大阪に行けますか?」「行けません」と即答。

大学時代の彼氏が現在の夫です。“結婚して家庭を作る”ことが選択基準でしたね。

 

自立すべきと刷り込まれてたので、フルタイムで31年「仕事と家庭・子育て(子供2人)」をこなしました。正直、超多忙!一生懸命日々を過ごしていたら、いつの間にか事業部門の部長に昇進していました。しかし疲れ果てていました。

 

転機は突然。

2019年年末、母親の余命宣告。2020年3月退職。母の介護に寄り添って、自分のセカンドライフは後で考えようと思っていました。

 

ところが、退職後まもなくコロナ禍です。病院に出入りできなくなり、自分が孤独で辛い日々を過ごすことに。

そのタイミングでまさしく運命

同時期、徳島にTIB(一般社団法人徳島イノベーションベース)が発足、起業家の話に魅了され、9月徳島県主催のシードアクセラレータープログラムに参加。このアクセラプログラムは、「シリコンバレー流」。これまでの自分の知識経験を逸脱。また、オンラインになったからこそ、海外のセミナー受講や、経済産業省・JETRO主催始動Next Innovatorメンバーに採択され、出会えた人や学びは、“運命に導かれて”としか思えません。創業するしかないと決意しました。

 

POTZ“母の困りごと解決”は、実は“介護する子供側のあったらいいな”でもあります。

事業の目的は

  • ひとりとして取り残さない、誰かが誰かの力になる社会。
  • 主婦が隙間時間を使って地域の独居老人の困りごとを解決する地域。
  • 主婦が自分の強みを活かしてコンテンツを発信し社会貢献に参画する仕組み。

を作ります。

 

まだ、POTZは始動したばかり。それでも「生きがいが見つかった」「登録したことで安心感を得られた」と声をお聞きすることができています。

これから、徳島県全県展開するにあたってPOTZのMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)に共感して一緒にすすめてくださる方を募集します。

もちろんPOTZ会員登録をしてつながってくださる方大募集です。

 

渭水会の皆様、POTZの実現したい世界観へ、ご協力いただける方ご連絡をお待ちしています。

 

会社概要 https://potz.jp

株式会社ポチっとつながるPOTZ         創業:2021年4月8日   所在地:徳島県徳島市

代表取締役:佐藤晃子